山留め工事は、山や斜面の崩落や土砂災害を防ぐための工事です。
安全を考えての作業になりますが、山留工事で事故が起こってしまえば元も子もありません。
もともと地盤に不安のある場所を対象とした工事ですから、慎重な作業が求められます。
ここでは、山留め工事を安全に行うために重要な3つの事前準備を紹介します。
まず、1つ目は地盤調査です。
山留め工事を行う前に、地盤の強度や土壌の性質を把握し、地盤がどれくらい安定しているかを確認します。
切土や盛土を行っても問題ないのか、補強工事を行っても崩落はないのか調べていきます。
2つ目は安全対策の養生作業です。
山留め工事は、崖崩れや土砂災害が発生する可能性があるため、仮設の土留めを設置します。
主に鉄筋コンクリートや鋼材、または木材を使用して、土壌を支える壁を作ります。
この土留めがしっかりと設置されることで、工事の進行中に周囲の土壌が崩れるリスクを大幅に減らすことができます。
3つ目は作業計画の策定です。
山留め工事には、使う材料や機械、作業の順番をしっかりと計画します。
例えば、「この部分は油圧ショベルで掘削していこう」などと計画しながら作業します。
むやみやたらに掘削を進めてしまうと崩壊の恐れもあるので、そういった無謀な進め方はしません。
無理のない工程を組むことで、作業中のリスクを減らすことができます。
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